はじめに
賃貸物件を借りるにあたり、思わぬ苦労を経験しました。技術的なことは得意でも、住まい選びの“地雷”には気付かず…。
今回は賃貸選びでやらかしたポイントを振り返ってみたいと思います。
1. 内見時に「ネット環境」だけしかチェックしなかった
物件を探す上で一番重視したのは、回線速度や通信環境でした。プロバイダとの相性や回線の種類(光/CATV/マンションタイプなど)はしっかり調べたものの、それ以外の部分は深く確認せずに決めてしまいました。
後悔した理由:
- 日当たりの悪さ
夜勤もあるため「日当たりなんて関係ない」と思っていたら、想像以上に部屋が暗く、メンタルに悪影響が。 - 換気のしづらさ
間取りをざっくり見るだけで、結果的にカビが発生しやすい環境だった。
「ネット環境が優秀ならOK」と思い込んでいたのが大きなミス。多少ネット速度が落ちても、生活環境が良い方が結果として満足度が高いと痛感しました。
2. 初期費用の内訳を詰め切れず、想定外の出費
予算管理やコストシミュレーションはしていたつもりでしたが、不動産の初期費用には意外な“隠れコスト”が存在しました。
- 鍵交換費
3万円程度かと思ったら、特殊な鍵で倍近い料金に。 - クリーニング費用
退去時だけでなく、入居時にもエアコンクリーニング費などが発生。 - 仲介手数料
当時は「仲介手数料無料」をあまり意識せず、家賃1ヶ月分+消費税をそのまま支払ってしまった。
結果、引っ越し費用などと合わせて当初予算をオーバー。時間をかけて内訳をじっくり確認すべきでした。
3. 周辺環境の下調べ不足
会社に近いからという理由だけで契約したのですが、誤算が多かったです。
- スーパーが遠い
コンビニは近いが、品揃えが限られ結果的に出費が増える。 - 騒音トラブル
夜中の貨物列車や飲み屋街の騒音で安眠できない。 - 飲食店が少ない
外食派には厳しい環境。食事に苦労するとは思わなかった。
地図アプリやSNSのクチコミなどで周辺環境を徹底的に調べるべきでした。
4. 大家(管理会社)とのコミュニケーションを軽視
「困ったことがあったら連絡ください」と言われて安心していたら、実際トラブルが起こった時にたらい回しに遭遇…。
- トラブル発生時の連絡先や修理対応スピードを契約前に確認しなかった。
- 大家さんや管理会社の評判を調べていなかった。
物件や立地だけでなく、“人の部分”も大事だと痛感しました。
5. 途中解約のリスクや更新料を見逃していた
長く住むつもりが仕事の都合で引っ越しの可能性が出てきて、初めて途中解約や更新料を確認することに…。
- 敷金がほぼ戻らない
クリーニング費用や原状回復費用などで消えてしまうケースも。 - 違約金の発生
一定期間内の退去は違約金がかかる契約だった。
契約書や重要事項説明は時間をかけて細部までチェックすべきでした。
後悔しないための対策
-
優先順位の見直し
ネット回線や家賃だけでなく、「日当たり」「騒音」「生活動線」など生活面の実感を重視する。 -
内見チェックリストの作成
内見時に見るポイントを事前にリスト化し、気になったことはメモや写真で記録する。 -
周辺情報のリサーチ
地図アプリやSNSでスーパーや病院、飲食店などを確認し、実際に現地を歩いてみる。夜の雰囲気や治安も重要。 -
契約内容の徹底確認
仲介手数料・礼金・敷金・更新料・クリーニング費などの内訳を総合的に把握。不明点は必ず問い合わせる。 -
管理会社・大家の対応力の確認
賃貸は“人対人”の契約でもあるため、サポート体制や評判をしっかりチェックする。
まとめ
住まい選びは人生の中でも大きな決断の一つ。数値やネット環境だけでなく、暮らしそのものをイメージしながら物件を選ぶことが大切です。
私の失敗談が、これから賃貸契約を考える方の参考になれば幸いです。次は後悔のない住まい選びを目指していきましょう!